the new world
むかし、あるお正月にひとりのおもちがいました。 おもちはつかれてすぐ丸められて食べられたので 雑煮にも黄な粉にも餡子にもならずに白いままのおもちでした。 せめて、すごくおいしいといいな そう願いながら食べられました。 ふと目を覚ますと、2本の手が生えていました。 おもちだったことは、もう忘れてしまいそうでした。
キャンバス、アクリル絵具
© Saori Nishino 2008 all rights reserved